3.11と無投票松本市長選-1

ビンさん

2012年03月05日 23:50

長野県松本市長選挙は現職で2期目の菅谷昭氏(68)=無所属、のみが立候補し、無投票で3選が決まった。同市長選の無投票は36年ぶりだという。2011年3月11日の福島第1原発事故以降、チェルノブイリ医療支援の経験で菅谷氏の存在感が高まったこともあって、対抗馬がいなかったという報道があった。なるほどな、とも思う・・・でもこれっていったい?

2011年春、妻・北山早苗が約250票差で次点で負けた長野県議選・松本市区の投票率はなんと47%だった。二人に一人も選挙に行かないのだ。投票率が50%以上なら完全無党派・市民派の北山早苗が当選していたかもしれない。(もっとも落選した妻は、肩を落とすどころか肩の荷がおりたようだ。今は、自分の人生を謳歌し、本来の好きな道を歩み毎日ニコニコ暮らしているのだから、良かった良かったというのが夫の本音だ。)
「県議選・北山早苗敗れる」参照

3.11は、天災でもあり人災でもある。今の日本に安全な場所は何処にもないことを、全ての日本人が思い知らされた日だった。私たち国民がよりどころにする国、県、学者、大企業などの権威や地位やそれにまつわる金が、自然の脅威の前にいかに弱く、虚しいものかを思い知らされた日でもあった。
(つづく)

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